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基本的なトリガーワード
dk_sayla
ヘルメットやタオルを被っていない時はさらに次のワードを追加します。
blonde hair, bob cut
ネガティブプロンプト
他の衣装のデザインが混ざってしまう場合はネガティブプロンプトにそれぞれ次のワードを入れてください
WB隊制服の要素が出る場合
Negative: military uniform
私服の要素が出る場合
Negative: pant suit
ノーマルスーツの要素が出る場合
Negative: spacesuit
「parted lips」(僅かに開いた口)の時、口元の色が気になる場合はネガティブプロンプトに「colored tongue」か「teeth」を追加してください。サンプルはありませんが「lips」もいいかもしれません。お好みでどうぞ。
Negative: colored tongue
Negative: teeth
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
衣装
WB隊制服:
red military jacket, military uniform, long sleeves, belt, white leggings, red knee boots
ノーマルスーツ(パイロットスーツ)のデザインが出てくる事があります。その場合にはネガティブプロンプトに「spacesuit」を入れてください。また、それだけでは排除できない時はネガティブプロンプトにさらに「jumpsuit」も追加してみてください。
Negative: spacesuit
Negative: jumpsuit
後ろ姿の時、ジャケットの裾に不要な切り替えの意匠が描かれます。(「cowboy shot」ではほぼ確定です)これは恐らくデータセットを修正しない限り直りません。「Unfinished」の理由の一つです。
シード値1111は許容範囲内ですが、2222と3333はダメです。シワの描き方が悪いのか、その他に原因があるのか…
【2025年5月1日 追記】
今回は「red military jacket」の色の部分を変更すると他の部分への影響が大きいので、色の変更はおススメ出来ません。
「pink military jacket」ではジャケットの赤い部分がかなりピンク寄りになってしまっています。
「portrait」の時、必要なワードは通常「red military jacket, military uniform」です。
私服:
red suit jacket, pant suit, turtleneck shirt, long sleeves, waist bow, tight pants, red knee boots
画角に入らない物はプロンプトから除外するのが画像生成の基本ですが、Danbooruタグの「portrait」まで行くとトリガーワードも必然的に減ってしまって襟の形が変わってしまう事があります。
テーラードカラーになってしまった場合はネガティブプロンプトに「lapels」を入れてみてください。
Negative: lapels
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
また「red suit jacket, pant suit」の2つを「red pant suit」にまとめてしまうと上手くいく事がありました。ただしトークン数が変わるため、構図が変わってしまう可能性があります。
red pant suit
【ネガティブプロンプトに「lapels」を入れる場合】と同じシード値で試したところあまり改善しなかったので、別のシード値にしています。
上のサンプルでも現れていますが、中に着ている紫色のシャツの中央に線が入る場合はネガティブプロンプトに「military uniform」か「spacesuit」(または両方)を入れてみてください。ただし弊害として襟がテーラードカラーになってしまう事があります。
Negative: military uniform, spacesuit
このサンプルの場合はどちらでも消すことが出来ましたが、いつも上手くいくとは限りません。
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
おもに座っている時、上下の服がひとつながりになる事があります。その場合はネガティブプロンプトに「jumpsuit」を入れると解消する事が多いです。
Negative: jumpsuit
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
上下で(というかパーツ単位で)色が揃わない事がある。
現状では対処法が思いつきません。img2imgならあるいは可能かもしれません。
「portrait」の時、必要なワードは通常「red suit jacket, pant suit, turtleneck shirt」です。
幼少期:
child, aged down, flat chest, skinny
collared blue dress, white ascot, long sleeves, bare legs, white flats
Negative: loli
後ろ姿の時など、アスコットタイ(襟元の飾り)が画面に入らない場合は「white ascot」を削除して下さい。同様に画面に入らない場合は「bare legs」(生足), 「white flats」(白いぺたんこ靴)等も外します。
実はデータセットでは大人バージョンで描かれています。
checkpointに頼って子供化しているので、WAI-NSFW-Illustrious-SDXL-v12.0以外では「child~skinny」が違うプロンプトになるのかもしれません。
「portrait」の時、必要なワードは通常「collared blue dress, white ascot」です。
水着:
green one-piece swimsuit, barefoot
足首が画角から外れている時は「barefoot」(裸足)は必要ありません。
後ろ姿はデータセットに入っていないので、背中側のデザインはCheckpointにおまかせになってます。
サングラスを掛けさせたい場合は次のワードがおススメです。
aviator sunglasses, no eyes
入浴時:
completely nude, pink towel on head, hair behind ear, alternate hairstyle
被り物をしているので、「blonde hair, bob cut」はプロンプトから削除してください。
髪の毛が違う色になってしまったらネガティブプロンプトにその色の髪の毛を追加してください。また、通常のプロンプトの方に「blue eyes」を追加しても解決する場合がありますが前述の方法の方が確実なようです。
「pink towel on head」を外すと髪をアップにした状態になります。これはcheckpointの判断でイイ感じに描いてくれてます。
ノーマルスーツ:
後ろ姿の時、足の付け根のラインがピンク色になっている
足の付け根のラインの入り方がスカートの裾っぽくなる事がある
階級章が後襟に描写される事がある
ヘルメットの色の塗分けが安定しない
その他
ヘルメット無し
beige spacesuit, long sleeves, gloves, belt, ankle boots
ヘルメットが無いので「blonde hair, bob cut」を忘れずに付けてください。
「portrait」の時、必要なワードは通常「beige spacesuit」です。
バイザーなし
helmet, beige spacesuit, long sleeves, gloves, belt, ankle boots
Negative: black hair
ヘルメット無しの状態に「helmet」を追加します。
ただし、「blonde hair, bob cut」は削除してください。
透明バイザーが出現する事があります。ネガティブプロンプトに「assault visor」を入れると解消する事が多いです。ただし再現度が下がる場合があります。
Negative: assault visor
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
ネガティブプロンプトに「assault visor」を入れたら、顔も一緒に消えてしまったのでなんとかしようと思ったのですが、ネガティブプロンプトで修正することは私には出来ませんでした。
そこで「顔が消えてしまうなら顔の情報を足してやろう」と思い、次の方法を試しました。
こちらはネガティブプロンプトではなく通常のプロンプトの変更になります。ネガティブプロンプトに「assault visor」は入っていません。
本来「blue eyes」は「dk_sayla」に含まれているので必要ないのですが、敢えて入れてみたところすんなり解決してしまいました。すべての場合においてこうなる訳ではないと思いますがサンプルがこの1点しか見つけられなかったので「こんな事もあるよ」程度に覚えておくといいかもしれません。
【2025年5月1日 追記】
どうやらプロンプトに顔に関する記述(表情や視線、顔の向きなど)が何も無い時に起こるようです。バイザーの色が透明や緑ではなく青になった時はその疑いがあるようです。
※「cic」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。
髪の毛が違う色になる事がありますが、ネガティブプロンプトにその色の髪の毛を追加すると解消されるはずです。ほとんどの場合「black hair」だと思います。また、通常のプロンプトの方に「blue eyes」を追加しても解決する場合がありますが前述の方法の方が確実なようです。
Negative: black hair
プロンプトに書かなかった左手がサンプルには登場していますが気にしないでください。
【2025年5月1日 追記】
比較的頻繁に起こるようです。あらかじめネガティブプロンプトに「black hair」を入れておくことをオススメします。
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
「portrait」の時、必要なワードは通常「helmet, beige spacesuit」です。
バイザーあり
assault visor, helmet, beige spacesuit, long sleeves, gloves, belt, ankle boots
ヘルメットを被った状態にさらに「assault visor」を追加します。ブロンドヘアになってしまう場合はネガティブプロンプトに「blonde hair」を入れてください。
口の中が赤っぽいのが気になる場合はプロンプトに「dark-green tongue」を追加してください。ただし、他の部分の色が変わってしまう事もあるので強弱を調整する必要があるかもしれません。また口の開きが大きくなる傾向があります。
dark-green tongue
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。
「dark-green tongue」を強めると口の開きが大きくなり舌を出したようになると思います。その場合、例えば「open mouth」を「parted lips」に変更したり、ネガティブプロンプトに「tongue out」を追加すると良いでしょう。
「portrait」の時、必要なワードは通常「assault visor, helmet, beige spacesuit」です。
ノーマルスーツの追加情報
トレーニング時に「jumpsuit」を仕込んであるのでノーマルスーツの上だけ脱いで腰に巻くことが出来ます。例えば次のように使います。
beige spacesuit, jumpsuit around waist, white camisole, bare arms
Negative: pant suit, belt
ネガティブプロンプトに「pant suit」が入るのは縛った袖と私服の「waist bow」をAIが混同してしまう為です。
他の衣装の時もヘルメットを登場させたい。
ノーマルスーツ着用時では問題ないのですが、他の衣装の時にはヘルメットの色が変わってしまいます。(大体服の色になります。)
正直おススメしないのですが、例えばヘルメットを被せる時はプロンプトから「blonde hair, bob cut」を削除したうえで「beige helmet」を追加してください
beige helmet
ノーマルスーツ着用時に比べて色の再現度が下がっています。
手に持たせるときにはこんな感じのプロンプトを使って下さい。
holding helmet beige helmet
「holding helmet」と「beige helmet」の間にカンマは入れずにスペースだけにした方がヘルメットを複数描いてしまう確率が減るようです。
「手に持ったヘルメットにある顔を消したい」って時はネガティブプロンプトに「assault visor」を追加してください。ただしディティールは低下するようです。
Negative: assault visor
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
ヘルメットについての追加情報
「指定されたトリガーワードを使ったのにヘルメットが2つある!っていうか生首がある!」という事態に陥ることがあります。
対処法として
ノーマルスーツ着用で、バイザー付きの時
「helmet」をプロンプトから削除します。ただ削除すると構図が大きく変わってしまう場合があるので「(helmet:0.0)」に置き換えた方が良いでしょう。
(helmet:0.0)
何らかの衣装で、バイザー無しの時
ネガティブプロンプトに以下のワードを追加します。
Negative: assault visor
取り切れない場合は以下も追加してください。
Negative: unworn helmet
上の例では髪の色が黒くなってしまったので回避のためネガティブプロンプトに「black hair」を追加しました。髪の色が変わらなければ必要ありません。
※「shs」は意味のない単語です。X/Y/Z plotにて置き換えられるように入れています。また、説明の為にネガティブプロンプトに「Negative: 」というワードが含まれていますが、実際には必要ありません。
その他の情報
PONY版では導入を断念していたノーマルスーツの衣装を新たに描き足し追加しました。旧データは一部線画の修正と、こちらにも新規で描いた画像を追加しています。
illustriousにプリセット済みの他のワードと組み合わせたり入れ替えたりしてみるのも良いかと思います。他のLoRAとの相性は判りませんがデータセットが被ることは無いはずなので理論的には大丈夫だと思います。創造力を駆使して遊んで頂ければ幸いです。
また、全体的に言える事ですが、プロンプトに表情に関するワード(目線や笑顔など)が無いと顔が画面から外れる事があります。
表情に関するワードを入れないとセイラさんがつまらなそうな顔をしてしまうので折角ですから入れてあげてください。(このページにある画像にはほとんど入っていないのでこんな表情になってしまってます)
画像は以下の環境で出力、検証されました。
Forge version: f2.0.1v1.10.1-previous-659-gc055f2d4 • python: 3.10.11 • torch: 2.1.2+cu121 • xformers: N/A • gradio: 4.40.0
Checkpoint: waiNSFWIllustrious_v120
Euler a / Automatic / Sampling steps: 24 / 896 x 1152 pixels(一部を除く) / CFG Scale: 5
High.res fix: R-ESRGAN 4x+ Anime6B / Hires steps: 10 / Denoising strength: 0.3 / Upscale by: 1.5 / Hires CFG Scale: 5
Windows 11 Home / GeForce RTX3060
終わりに
長い文章になりました。最後まで読んでくれた方はお疲れ様でした。読んでない方もお疲れ様でした。このLoRAに限らず他のLoRAの時でも、この文章が皆さんがプロンプトを書く際のヒントになれていたら嬉しいです。
それでは!