パソコンのローカル環境でStable Diffusion(画像生成AI)を導入する方法を記します。すべて無料ソフトです。
必要なPCスペック
最近のゲーミングPCを持っている方なら基本動きます。
GPUのVRAM 8GB以上、メモリ16GB以上あるのが望ましいです。
SSD/HDDの20GB以上の空き容量
Stable Diffusionの導入手順
Stability Matrixを使う方法が楽です。
まずはGitHubレポジトリーの「Release」ページから、「Assets」にある「StabilityMatrix-win-x64.zip(Windowsの場合)」をダウンロードして解凍します。
解凍された「StabilityMatrix.exe」を起動。
インストールする場所を指定して「続ける」を押す。
インストールするUI(「Package」)を選択します。ここで「Stable Diffusion WebUI Forge」を選択。
「インストール」を押します。
あとは自動的に必要なソフトがインストールされます。
以上で環境が導入されました。
次に画像生成に使う生成モデル(Checkpoint)をインストールします。
どのモデルを使うかは自分の好きな絵柄のものを探して使うんですが、ここではよく使われる「Pony Diffusion V6 XL」をインストールしてみます。
左側の「Model Browser」タブを押し、検索窓で「Pony Diffusion V6 XL」と入れて検索。
検索結果の最初にある「Pony Diffusion V6 XL」を選択し、「V6 (start with this one) > ponyDiffusionV6XL_v6StartWithThisOne」を選択して「インポート」を押します。
これで生成モデルがインストールされました。
画像の生成
画像を生成してみます。
Stability Matrixの左側の「Packages」タブを押し、Stable Diffusion WebUI Forgeを「Launch」して起動。
このような画面が立ち上がります。
このPrompt枠やNegative prompt枠などに絵のお題やパラメータを入力して「Generate」を押すと画像が生成されます。
LoRA
LoRAとは特定のキャラクターの画像に特化して生成させるための追加モデルです。
生成モデルをインストールした時と同様のやり方で、LoRAモデルも検索してインポートできます。
LoRAを画像生成で使う際は、Promptに<lora:〇〇〇:1>(〇〇〇はLoRAファイル名)と追記することで生成画像に反映できます。「1」は反映する度合いで、-1~1.5など実数で指定し、数字が大きいほど、そのキャラクターに近づきます。
LoRAは複数組み合わせて使うことも可能です。