Cute Bow Ruffles Apron French Maid Dress - Illu
Cute Bow Ruffles Apron French Maid Dress by Illu
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おまけ
寝坊して慌てて駆け込んできた美波は、目やにも取らないままの顔でプロデューサーの前に立った。髪はボサボサで、息は喉元まで上がっていた。
プロデューサーは無言で彼女をしばらく見つめた後、長くため息をついた。
「美波、これはちょっと見逃せないな。今日は少し、お仕置きが必要かもしれない」
まばたきしながら美波がきょとんとした顔で聞き返した。
「お仕置きって…… まさか、変なことさせるんじゃないですよね?」
「そういうのじゃない。今後の役作りのためにも、演技の訓練だと思って。今日一日、僕の専属メイドになってもらう」
「……えっ?!」
「正確には、公の予定が始まるまでだけどね。条件もあるよ。僕のことは『ご主人様』って呼ぶこと」
美波は何も言わず、唇をきゅっと噛みしめながら顔を赤らめた。
「本当…… なんなのその設定…… おかしいですよ、まったく……」
しかしそれから間もなく、華やかなレースがついた可愛いメイド服姿の美波が、トレイを持って再び現れた。恥ずかしそうに、でも無理やり平然を装いながら言った。
「ご主人様~、本日のお紅茶はダージリンでございます。熱いので、ご注意ください~」
その口調は文句を言っているようで、どこか楽しげな雰囲気がにじみ出ていた。ほんのりと上がった口元には、本人も気づいていないようだった。
プロデューサーは笑いをこらえながら、独り言のように呟いた。
「こんなお仕置きなら…… 毎日寝坊してもいいかもな」
美波は聞こえないふりをしてカップを置き、そっけなく一言を投げた。
「じゃあ、明日もよろしくお願いしますね、ご主人様~」


