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Tsubaki

1.1k
7.2k
78
Verified:
SafeTensor
Type
Checkpoint Merge
Stats
3,681
Reviews
Published
May 5, 2023
Base Model
SD 1.5
Usage Tips
Clip Skip: 2
Hash
AutoV2
0AE24B8743
default creator card background decoration
jkff_mv's Avatar
jkff_mv

Flower Language of Tsubaki

謙虚な美徳、控えめな優しさ、気取らない優美さ・・・

Overview

「Tsubaki」はシンプルで素朴な塗りながらも美しく魅力的なキャラクターイラストを生成することを目指したモデルです。彩度・コントラストが低めで淡く柔らかい塗りの、手描き感のあるアニメ調の女の子のポートレート画像の生成を得意としています。

なお、元々個人で楽しむために作成したものなのでテストはほとんど行っていません、ご了承ください。🙇

Background

元々Counterfeit V2.5のユーザであった私はV3.0のリリースを知りすぐにそれを使ってみました。Counterfeit V3.0は本当に素晴らしいモデルですが、V2.5にはあった良さがなくなっていたり異なる使用感であったり、私が普段使っていたプロンプトで私好みの出力を得ることは困難でした。

私の目的はプロンプトの探究ではなく画像の生成なので、モデルを調整することで好みの画像を生成するアプローチをとることにしました。

こうして生み出されたのがTsubakiです。つまり本モデルは正しくは「私がよく使うプロンプトでシンプルで素朴な塗りながらも美しく魅力的な私好みのキャラクターイラストを生成することを目指したモデル」です。ということでわざわざモデルを公開する必要はなかったのかもしれませんが、生成された女の子が本当に可愛かったのでつい勢いで公開してしまいました。😉

推奨設定です。なおこれらは個人的に好みの出力が得られる設定であり、これ以外の設定でも十分高クオリティな出力が得られるはずです。どういった設定をすればよいのか全く分からないというAIイラスト初心者の方は参考にしてください。

prompt: (finely best quality illustration:1.2), (kawaii girl:1.0), (1girl, solo:1.0)

私がよく最初に記載するおまじないです。可愛い女の子を出力できます。🥰

プロンプトはシンプルに短くすることをお勧めします。プロンプトを詳細に記述するとシンプルな絵柄からは遠のいていきます。ありがたいことに様々な方が本モデルを使って出力した画像を公開してくれていますが、ご覧のようにプロンプトの内容に応じて絵柄はわりと変わりがちです・・・。

negative prompt: EasyNegativeV2, (worst quality, low quality:1.4), ((realistic:0.4), (lip:1.0), (nose:0.4), tooth, rouge, lipstick, eyeshadow:1.0), (dusty sunbeams:1.0), (abs, muscular, rib:1.2), (text, title, logo, signature:1.0), (depth of field, out of focus:1.4), (bad anatomy:1.0)

私がよく最初に記載するおまじないです。AbyssOrangeMix用のものを参考に微調整しています。

プロンプトの内容により塗りや絵柄が重く濃くなることがあります。特にNSFWな画像を生成した際に顕著に見られます。そのような際「negative prompt」に「3d」を含めることでTsubakiらしい淡い塗りの絵柄を維持できることがあります。

sampling method: Euler a, DPM++ SDE Karras, DPM++ 2M Karras

正直何でも構いません、お好みでどうぞ。

steps: 20~40

この程度のステップ数で十分なクオリティの出力が得られます。

CFG scale: 6~10

値が小さいほど柔らかく、大きいほどシャープな仕上がりになります。

clip skip: 2

2をお勧めしますが1でも問題なく機能します、お好みでどうぞ。

VAE: Counterfeit-V2.5.vae.pt, clearvae-main.safetensors, clearvae-variant.safetensors

「Counterfeit-V2.5.vae.pt(Novel AIリークモデル?)」を用いると柔らかい仕上がりになります。コントラストをもう少し上げたい、もしくは輪郭をもう少しシャープにしたい場合「clearvae-main.safetensors」や「clearvae-variant.safetensors」の利用をお勧めします。

hires upscale: 2

hires steps: steps/3

hires upscaler: ESRGAN_4x, R-ESRGAN 4x+

denoising strength: 0.2~0.5

「hires steps」は「steps」に対して1/3程度の数値で十分です。例えば「steps」が25なら「hires steps」は8とすることをお勧めします。値が小さいほど生成時間が短くなります。値が大きいほど若干シャープな仕上がりになりますが、生成に時間がかかるだけで出力結果にほとんど違いはありません。

「ESRGAN_4x」を用いると柔らかい仕上がりになりますがノイズが多くなります。対して「R-ESRGAN 4x+」を用いるとノイズは少なくなりますがシャープで硬い仕上がりになります。

「denoising strength」の数値は画像全体に対する顔の割合を参考に調整することをお勧めします。

例えば以下のような画像に含まれる顔の面積が小さいものに関しては顔が崩れるもしくは描画が雑になる傾向があります。このような場合「denoising strength」の値を大きめに設定することで顔や細部の描画が安定します。ただし値を大きくしすぎると拡大前の元画像には存在しないものまで描き込まれることがあるので注意が必要です。

Merge Recipes

v1.0では以下のモデルをマージしました。

元となるモデルを公開してくれた方、様々なツールを作成してくれた方、有益な情報を共有してくれた方、創作に関わる全ての方に感謝を!😊

当初は本モデルの作成方法を公開するつもりでしたが冷静に考えて非公開とすることにしました。マージに関する情報を楽しみにしていた方がいたら申し訳ありません、現状公開の予定はありません。以下に詳しい経緯を記載します。🙇

私は有益な情報は公開し世の中に還元すべきと考えています(普段からエンジニアとして数々のOSSやパブリックな情報に支えられながら生きているため、私自身も情報を発信することで誰かを助けられればいいなと考えています)。なので普段からモデルを作成している方やこれからモデルの作成に挑戦しようとしている方への助けになるように、本モデルの作成方法についても公開しようと考えていました。ただ本モデルは所詮マージモデルでありマージ元のモデルの作成者がいることを忘れてはなりません。

マージ元のモデルのライセンス的にマージ後のモデルには自由なライセンスを付与できます。ただ全てのマージ元のモデルが有料の画像生成サービスでの利用を禁じていたため、モデルの作成者の意をくみ本モデルに対しても同じように有料の画像生成サービスでの利用を禁じました。

仮に本モデルの作成方法を公開した場合、誰でもTsubakiと同等のモデル(ジェネリックモデル)を作成できることになります。つまり私は本モデルに対して有料の画像生成サービスでの利用を禁じましたが、それに反して誰かがジェネリックモデルを有料の画像生成サービスで利用する恐れがあります。

そして様々な方が本モデルを使って生成した画像を投稿してくれたおかげで一つ分かったことがあります。それはTsubakiを使用してもCounterfeitやMeinaPastelを使ったかのような画像を生成できてしまうということです。

ということで現状のTsubakiはTsubakiという名前が付いただけの「Counterfeitもどき」もしくは「MeinaPastelもどき」であることは否定できません。このような状態でモデルの作成方法を公開する、つまりジェネリックモデルを誰でも自由に生み出せる状況を作る行為は、CounterfeitやMeinaPastelを有料の画像生成サービスで利用するための抜け穴を用意する行為に等しく到底看過できません。それはマージ元のモデルの作成者に対してあまりにも失礼な行為であると私は考えます。

以上が本モデルの作成方法を非公開とした理由です。現状私が公開しなくても既に沢山の方々がモデルの作成方法に関する情報を公開してくれています。モデル作成に興味があり勉強したいという方はぜひそれらの情報を参考にしてください。

Note

Counterfeit V3.0とMeinaPastel V4をマージ元のモデルとしています。よってこれらのモデルの特性を上手く引き出せるプロンプトは本モデルでも機能すると考えられます。

元々個人で楽しむために作成したモデルのため、私自身が普段記載するプロンプトで自分好みの画像が生成されるようにモデルを調整しています。つまり「*** style」のような記述なしで使うことを想定しており、スタイルや画風に関する指示はそのまま絵柄に大きく影響します。

手が破綻しやすいです。完璧なものを求める方はinpaintを活用したり加筆修正を行ってください(お絵描きを楽しんで!)。私は未検証ですが手の破綻を軽減するためのNegative Embeddingも効果的かもしれません。🤔

明示的に指示することで背景も描画できます(私は背景のないシンプルなキャラ絵の方が好きですが・・・)。

NSFWな画像も生成可能です。ぜひお楽しみください。🥰

My Models

Tsubaki flat

Tsubakiの派生モデルです。Tsubakiの絵柄をよりシンプルかつフラットにしたもので、Tensor.Artでのみ利用できます。